インスタグラムで集客できるの? 質の高いフォロワーを獲得するためのポイントや具体的方法とは

画像や動画を使った視覚的な情報発信ができるインスタグラムは、テキストの情報よりも印象が強く残り、世界観が伝わりやすいという特長があります。

利用率は年々増えており、利用する年齢層も拡大しています(※)。母数となるユーザーが増えているので、幅広い客層の集客が期待できるでしょう。

またインスタグラムには検索機能や人気の投稿を発見する機能があり、新しく世の中に出た情報や自身の好きなものと出会うための入り口として活用されているため、インスタグラムは企業にとって、潜在顧客との出会いの場としてぴったりのSNSプラットフォームであると考えられます。

本記事では、インスタグラムを利用したWebサイトへの集客と、質の高いフォロワーを獲得するためのポイントについて解説します。ビジネスでのインスタグラム運用を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

※.出典:総務省「令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査」

https://www.soumu.go.jp/main_content/000765258.pdf(2022-06-21)

※本記事の情報は2022年6月時点のものです。最新情報は公式サイトをご確認ください。

インスタグラムにおける集客とは?

インスタグラムを利用してWebサイトへの集客をするなら、あらかじめプロアカウント(旧ビジネスアカウント)に切り替えておきましょう。プロアカウントにすることで、無料でプロフィールに追加の情報を掲載できるようになります。

店舗の住所や予約・電話といった問い合わせ先の他、自社のWebサイトへのURLも貼ることができるので、集客の導線として設定しておきましょう。

インスタグラムの運用方法について詳しく知りたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。

他のSNSやサービスにおける集客との違い

インスタグラムは、従来のSNSとしての用途である、「知り合いとのコミュニケーション」や「自身の情報の発信」といった目的の他、検索エンジンのような使い方や、気になる情報をまとめておく場所としての使い方をするユーザーも多いです。

ユーザーが興味のあるアカウントとしてフォローすると、そのアカウントが投稿した情報がユーザーのフィード画面に表れるようになるため、中長期的なファンユーザーの獲得につながります。「Instagramショッピング」という機能を使うことで、アプリ内で発見から購入までを完結させることもできます。

このように集客を促してくれるような機能が実装されている点が、他の代表的なSNSなどとの大きな違いと言えるでしょう。他のSNSにおける集客とインスタグラムでの集客の違いについて、詳しくご紹介します。

Twitterとの違い

Twitterはテキストがメインのコンテンツを共有するSNSです。リアルタイムに注目を集めている情報を検索しやすいようになっており、発信する側も情報を受け取る側も、即時的な内容を取り扱う傾向が強いです。そのためTwitterは「今」その情報を知りたいと思っているユーザーを集客するのに向いています。

インスタグラムと同様、アカウントが投稿した情報はフォロワーに表示される他、流れてきた情報をリツイートすることで自身のフォロワーに対してその情報を拡散できる機能があります。そのためTwitterは爆発的な、いわゆる「バズる」ような情報の広がり方が起きる可能性が高いSNSです。情報にまったく興味を持っていないユーザーにも情報が届く仕組みなので、新たな顧客層の掘り起こしにつながるでしょう。

一方でリツイート機能により、ユーザーが受け取った情報が他の情報に紛れて目につきづらくなってしまう可能性もあります。

Facebookとの違い

Facebookはインスタグラムと同じMeta社の運営する、ビジネスパーソンの利用が多いSNSです。アカウント作成時に本名を登録する必要があるため、リアルな友人や知人とのコミュニケーションの場として利用するユーザーが多いという特長があります。いいね!ボタンやシェア機能などがあり、Twitterと同様に拡散できる仕組みです。

Facebookを企業アカウントとして運用し、集客したい場合は、個人のアカウントにひも付いた「Facebookページ」を作る必要があります。人と法人の関係のように、そのFacebookページの管理権限を持っている複数のユーザーで、Facebookページから投稿する内容を管理することが可能です。またインスタグラムにはない特長として、Facebookページではグループを作成してファンユーザーと交流したり、他のグループに参加して新たなつながりを得たりできる機能があります。

TikTokやYouTubeとの違い

TikTokやYouTubeは、ユーザーが作成した動画を投稿・閲覧するサービスです。ユーザーは主にエンターテインメントを目的としているため、面白さや驚きといった要素が重要となる動画投稿プラットフォームですが、商品やサービスの集客につなげるのにも適しています。

インスタグラムよりも長編の動画を作成することができるので、より詳しい商品説明や、手順の案内を行うことで、ユーザーに商品やサービスを利用した場合のベネフィットを伝えやすいという特長があります。

TikTokやYouTubeにもアカウントをフォローする機能はありますが、それよりもおすすめの投稿や人気の投稿の方が、ユーザーの目に入りやすい仕組みになっています。インスタグラムにも、おすすめの投稿としてフォローしていないユーザーの投稿がフィードに表示される機能がありますが、優先されるのはフォローしているユーザーの投稿です。ユーザーがまだ見ぬ新しい情報に出会いたい場合は、能動的に検索したりおすすめを見に行ったりする必要があるので、この点が集客のアプローチに大きな違いを生むと考えられます。

インスタグラムでの集客に影響するフォロワーの質とは?

インスタグラムに限らず、全てのSNS運用において、フォロワーの質は重要です。ただフォロワーの数を増やせばよいという訳ではありません。

一般的にSNSの運用は、アカウントをフォローしてもらうことがゴールではなく、その先の商品やサービスの購入にまでつなげることを目的として行うものです。その中の一つの手段として、Webサイトへの集客を図ります。訪れるユーザーを増やすためには、フォロワーの「質」を考慮する必要があります。

質の高いフォロワーとは、一言で言うと「アカウントのファン」のこと。投稿の内容に興味や好意を持っており、長期的にコミュ二ケーションが取れるユーザーは、質が高いと言えるでしょう。

なおフォロワーを増やすことだけを考えると、相互フォローを目的として知らないアカウントをたくさんフォローしたり、交流のないアカウントの投稿にいいね!を押したりするといった施策も存在します。ただしこういった方法では、どんなにフォロワーの数が増えても実質的な質の高いフォロワーの獲得にはつながらないため、おすすめしません。

インスタグラムのプラットフォームは、一度興味関心を持ってフォローしてくれたユーザーに対して、継続的に投稿を見てもらい、交流を積み重ねやすい仕組みになっています。コツコツと運用を続けることでフォロワーの興味関心を高め、結果的に質の高いフォロワーを獲得することができるはずです。

質の高いフォロワーを獲得することによる効果

それでは質の高いフォロワーが増えると、どのような効果があるのでしょうか。

ここには、「エンゲージメント率」と「アルゴリズム」という2つの用語が関係してきます。それぞれの意味は以下の通りです。

用語概要
エンゲージメント率投稿に反応してくれるユーザーの割合のこと。インスタグラムの場合は、「いいね!」「コメント」「投稿の保存」といった反応が対象
アルゴリズムインスタグラムが設定する、どのユーザーにどの投稿を表示させるかを決める法則のこと。高度なAIによってユーザーの興味関心を判断し、そのユーザーにとって有意義と予想される投稿を表示する

質の高いフォロワーが多いと、エンゲージメント率が高くなります。
一方でインスタグラムのアルゴリズムは公開こそされていませんが、公式ブログにて言及されていることがヒントになります。

2021年6月8日に投稿された「Instagramの仕組みを解き明かす」によると、ユーザーがフィード上で見た投稿に対して

  • 数秒間の時間を費やす
  • コメントする
  • 「いいね!」する
  • 保存する
  • 投稿者のプロフィール写真をタップする

の5つの反応を示した場合、該当する投稿はユーザーが見るフィードの上位に表示されるようになるそうです。
つまりインスタグラムのアルゴリズムによって、投稿に反応しそうなユーザーには優先的に投稿が表示され、目につきやすくなります。インスタグラムは、「エンゲージメント率の高い投稿がユーザーにとって有意義である」と判断しているのです。

このことから、質の高いフォロワーを獲得すると、インスタグラムからの評価が上がり、他のユーザーへのおすすめや人気の投稿へ表示されやすくなるという効果が期待できます。新たな質の高いフォロワーの獲得につながり、集客を加速させられるでしょう。

出典:Instagram「Instagramの仕組みを解き明かす」

https://about.instagram.com/ja-jp/blog/announcements/shedding-more-light-on-how-instagram-works(2022-06-21)

インスタグラムで質の高いフォロワーを獲得するポイント

ここで、インスタグラムで質の高いフォロワーを獲得するためのポイントとして、

・質の高いフォロワーとなるユーザーの心理を理解する

・相互フォローを利用したアカウントへの集客は行わない

の2点について解説します。

質の高いフォロワーとなるユーザーの心理を理解する

質の高いフォロワーを獲得するには、ユーザー心理を十分に理解しておく必要があります。

ペルソナ設定に沿った心理分析を行い、投稿に反映させることが重要です。

ペルソナとは、架空のユーザーモデルのこと。設定する際は、年齢や性別の他、趣味、家族構成、私生活の悩みまで具体的に細かく決めていきます。

例えばジムの店舗アカウントを運用していて、ダイエットをしたいと考えている人をペルソナとして設定する場合で考えてみましょう。彼らは「ジムに通いたい」「本格的な減量方法を知りたい」という気持ちの前に、「楽な痩せ方を知りたい」「つらくない食事制限をしたい」という本音があるかもしれません。その場合、本格的なトレーニングを紹介するよりも、簡単なストレッチや置き換えメニューを紹介した方が、ユーザーの興味関心を引く可能性があります。

なおこれらの設定は仮の内容ではあるものの、実際のコンテンツの数や検索ボリュームなどを確認して、根拠のある数字を元に決定するようにしてください。やみくもに仮説を立て、ペルソナ設定を読み間違ってしまった場合、思うような質の高いフォロワーを獲得できない可能性があります。

またインスタグラムの投稿内容は、ユーザーの共感を呼ぶことが重要です。つい商品やサービスの売り込みを行いたくなりますが、アカウントを身近に感じさせる内容も重視することをおすすめします。

先ほどのジムの例で言えば、サービス内容を紹介するだけでなく、ジムスタッフの日常を投稿したり、おすすめのホームグッズを紹介したりするのも良いでしょう。ユーザーが無意識のうちに必要としている情報を探し、紹介するような感覚で投稿内容を決めていってください。

心理分析に基づいた投稿ができたら、その後は効果測定と改善を繰り返していく必要があります。
一度決めた投稿の方針を振り返り軌道修正を行うことで、よりユーザーに刺さり、集客につながる投稿内容となるよう、精度を上げていきましょう。

相互フォローを利用したアカウントへの集客は行わない

相互フォローを利用したインスタグラムアカウントへの集客は、さまざまなデメリットがあるためおすすめしません。

まず前述のとおり、質の高いフォロワーの獲得にはつながらないため、自社のWebサイトへの集客につながりづらくなってしまいます。

またアカウントへの集客目的の相互フォローは、第三者のユーザーから見て印象が良くありません。意味のないフォローや無差別ないいね!は、実質的な評価がなく、数を稼ぐ行為であることが明白になってしまいます。純粋に興味のある情報や役に立つ情報が知りたいと考えているユーザーは、煩わしいと感じてしまうでしょう。

連続してフォローを繰り返すと、インスタグラム自体から不正なアカウントと評価され、アカウントを凍結される可能性もあります。

繰り返しになりますが、実直な投稿と、フォロワーとのコミュニケーションを重視した運営を行うよう心掛けましょう。

インスタグラムで質の高いフォロワーを獲得する具体的方法

インスタグラムの運用のポイントを押さえた上で、質の高いフォロワーを獲得するための具体的な方法を実践しましょう。

ここでは以下の3つの方法をご紹介します。

  • 運用方針・コンセプト・ペルソナを明確にする
  • あらかじめ運用の計画を立てる
  • 質の高いユーザーにとってメリットのあるコンテンツを投稿する

一つずつ詳しく見ていきましょう。

運用方針・コンセプト・ペルソナを明確にする

インスタグラムを運用するとなったらすぐに投稿を開始したいところですが、事前に以下の内容を決めておくことで、より効率的な運用が期待できます。

まずは「親近感を持ってもらう」「ブランドとしての価値を高める」といった、アカウントの運用方針を明確にしておきます。企業がインスタグラムを運用する際、その多くは「利益を生むこと」が最終的なゴールとなるでしょう。利益を生むためには、ユーザーが商品やサービスを購入しなければなりません。

そのためには「ユーザーが投稿内容に触れることで、最終的にどのようにして商品やサービスを購入したいと思うか」といった深層心理の分析が必要です。ユーザーの心理が分析できたらアカウント設計を行い、方針を明確にします。

運用方針が決まったら、アカウントのコンセプトを決めます。テキストの内容や画像の雰囲気、キャラクターなどを決めておきましょう。アカウントが発信する情報がユーザーにとってどんな利益をもたらすかを明確にし、競合との違いを分かりやすく示せるような世界観を設定します。

この段階で、先述のペルソナも決めておいてください。過去の販売記録などから顧客情報を分析するなど、できるだけ根拠のあるデータを元に作成していきます。

あらかじめ運用の計画を立てる

運用方針・コンセプト・ペルソナという3要素がそろったら、次に運用の計画を立てていきます。「利益を生む」という最終目的に向けて、具体的な計画を作りましょう。

・毎週何曜日に投稿する

・半年間でエンゲージメント率を〇%まで増やす

といった具体的な中間目標を立ててから、達成するために必要なタスクとして細分化させるのがおすすめです。

「何をやるか」というタスクが決まったら、今度はそのタスクを「いつやるか」を決めます。中間目標を達成するためには、どのくらいのペースでタスクをこなさなければならないかを明確にして、計画通りの運用を進められるようにしておきます。

計画を立てたら、振り返りについてもルールを決めておいてください。

効果測定の指標や方法を考えておき、定期的に振り返ることで、「アカウントの運用が計画通りに進んでいるか」「見込んでいた効果を得られているか」を確認します。

なおインスタグラムのプロアカウントでは、インサイトという指標を見ることができるので、それを元に改善策やより良い施策を打ち立てるのがおすすめです。インサイトを元に分析できる情報には、以下のようなものがあります。

名前概要
リーチ・インプレッション数リーチは、投稿を見たユーザーの数。インプレッションは投稿がユーザーの画面に表示された回数のことを示します。どれくらいのユーザーに情報が届いたかがわかる
エンゲージメント率「いいね!」「コメント」「投稿の保存」の合計をリーチ・インプレッション数、もしくはフォロワー数で割った数字。数値が高いほど、ユーザーが投稿へ好感を持っていると考えられる
サイト遷移数プロフィールに貼ったWebサイトのURLへアクセスしたユーザーの数。サイト遷移数を、プロフィールへのアクセス数で割ることで、どのくらいのユーザーがWebサイトへアクセスしたのかがわかる
フォロワー数アカウントをフォローしているユーザーの数。質の高いフォロワーを獲得するには他の指標とのバランスが重要

なおアカウントの規模や業界によって指標の平均値は異なります。

下記記事内の数値を参考に、目標値の設定にお役立てください。

参考:Instagramのエンゲージメント率の目安は?業界別の平均値・中央値を解説

https://mas.ai/knowhow/tips-engagement-210623

質の高いユーザーにとってメリットのあるコンテンツを投稿する

準備が整ったら、実際に投稿を行っていきましょう。投稿時はユーザーが自分にとってメリットがあると感じられるよう、内容の工夫が必要です。

写真や動画のトンマナは、ある程度統一感を持たせるように注意してください。明るさ・色調・フィルターをそろえたり、画像や動画内のテキストの量をそろえたりするのがポイントです。またアカウントの立ち位置や対象とするユーザーをそろえるのも重要。これらにより、アカウントの世界観が演出され、好ましいと感じたユーザーがファンになってくれる可能性が高くなるはずです。

もしも写真や動画の雰囲気がばらばらで、毎回印象の異なる投稿をしてしまった場合は、アカウントの世界観が薄れてしまうと考えられます。その場合、アカウントがどのような情報を発信しているのかがユーザーに伝わりづらくなってしまいます。新たなユーザーにフォローしてもらいづらくなるだけでなく、煩わしいと感じたフォロワーにフォローを外されてしまう可能性もあるでしょう。

また投稿を発見タブや検索結果画面の上位に表示させ、質の高いフォロワーを獲得していくためには、インスタグラムからのアカウントへの評価が重要です。定期的な投稿を行い、エンゲージメント率を上げるような反響の大きいコンテンツを提供し続けることで、ユーザーにとって有意義な情報を発信していると評価されるでしょう。売り込みばかりの投稿や過剰なハッシュタグなどの企業都合に偏った投稿よりも、ユーザーの共感を呼び、次の投稿を見るためにフォローしたいと思わせるような内容にするのが成功の秘訣です。

最後に、投稿の内容は必ずユーザーの導線を意識したものにしましょう。ユーザーが商品やサービスの詳しい情報や、購入する手段を知りたいと思ったときに、すぐに調べられるようにしておくことが大切です。各投稿内にプロフィールリンクを貼り、プロフィールから自社のWebサイトなどへ遷移できるようにしておくことで、ユーザーが迷子になって離脱してしまうのをある程度防げるでしょう。

インスタグラムで質の高いフォロワーを獲得しやすいアカウント

次に、どんなアカウントが質の高いフォロワーを獲得しやすいのかを解説します。

インスタグラムでファンを作り、継続してアカウントを応援してもらうためのアプローチの方法は、アカウントの取り扱う商品やサービス、コンセプトなどによってさまざまです。

一方で、以下に該当するアカウントは、理論上質の高いフォロワーを増やしやすいと考えられます。

  • ターゲットが明確で一貫している
  • 趣味領域に関する商品やサービスを扱っている
  • 写真や動画で目を引きやすい商品やサービスを扱っている
  • ECサイトやWebメディアを運営している

一つずつ詳しく見ていきましょう。

ターゲットが明確で一貫している

インスタグラムは10~20代の女性が中心となって普及してきたSNSですが、冒頭でもお伝えした通り、近年では幅広い年齢層のユーザーが利用しています。日本のInstagram利用者は男性が43%、女性が57%と、一定数の男性の利用者も居るので、ターゲットが明確になっていることが重要です(※)。

特定のターゲットに対して商品やサービスを紹介する内容のアカウントなら、ユーザーが「自分に必要な情報を発信してくれるアカウント」と認識しやすくなるため、質の高いフォロワーを獲得しやすいと言えるでしょう。異なるターゲットに向けて発信したい情報がある場合は、それぞれでアカウントを分けて運用するのも一つの手です。

もちろん、コンテンツの見せ方は重要です。一つのアカウントで説明していることや、アカウントのキャラクターにぶれが生じないように気を付けてください。

参考:Meta「Instagramの国内月間アクティブアカウント数が3300万を突破」

https://about.fb.com/ja/news/2019/06/japan_maaupdate-2/(2022-06019)

趣味領域に関する商品やサービスを扱っている

インスタグラムは視認性が高いため、エンターテインメントをはじめとした、趣味領域の宣伝が行いやすいSNSです。

SNSユーザーに対する調査では、インスタグラムユーザーの約40%が、趣味関連の内容を見たいと思っていることが判明しています。検索についても同様で、約30%のユーザーが趣味関連の情報を検索しています。

また商品やイベントの最新情報を知りたいと思っている人も約30%いるため、この層に投稿を届けることができれば、より多くの質の高いフォロワーを獲得できるでしょう。

そのため、趣味に関わる商品やサービスを直接ユーザーに販売しているようなアカウントは、質の高いフォロワーを獲得しやすいと考えられます。

参考:YouTube、Twitter、Instagramのユーザーモチベーションを調査/半数近くが「世の中の反応を見る」目的でTwitter検索|Trenders

https://www.trenders.co.jp/news/1772/(2022‐06‐21)

写真や動画で目を引きやすい商品やサービスを扱っている

冒頭でも触れた通り、インスタグラムは画像や動画がメインとなるSNSです。ひと目で直感的にわかるような情報を得たいと考え、インスタグラムを利用しているユーザーが多いため、その点を考慮した投稿内容にできるかどうかが重要です。

そのためインスタグラムでは、目に見える「商品」は写真や動画で記録しやすいもの、目に見えない「サービス」はイラストやビフォーアフターの写真などで可視化しやすいものが、比較的反響を得やすくなると考えられます。

またコンテンツの見せ方も重要です。いわゆる「インスタ映え」する、服飾雑貨やグルメ、建物の内装などは、視覚的な魅力を伝えやすい商材と言えます。ユーザーの注目度が上がり、エンゲージメント率が上がることで、質の高いフォロワーを獲得できるはずです。

ECサイトやWebメディアを運営している

インスタグラムではアプリ内で購入まで完結できるため、Web上で商品やサービスを販売しているアカウントは、質の高いフォロワーを獲得しやすい傾向にあります。Instagramショッピングの機能を活用するのはもちろん、プロフィールに貼るリンク先を商品販売や注文予約のページにすることで、より多くの集客ができる可能性があるでしょう。

またWebメディアを既に運用している場合も、相乗効果が期待できます。

メディアの内容を小出しに投稿することで、インスタグラム内の検索から閲覧したユーザーが続きを読みたくなるような内容にできるでしょう。続きを読むためにフォローしてもらえる可能性が上がる他、プロフィールリンクから既存のWebメディアに遷移できるように誘導するのもおすすめです。

インスタグラムで質の高いフォロワーを獲得して、自社のWebサイトへ集客しましょう!

インスタグラムの運用で結果を出すには、単にフォロワーを増やす目的での行動はあまり意味がありません。長期的にアカウントへ興味を持ち、好感を持ってくれる「ファン」のユーザーを増やすことが重要です。

また効率よく結果を出すためには、データを活用したPDCAを回すことが大切です。

初めてインスタグラムを運用する方や、すでに運用しているもののなかなか集客につながらないという方は、運用代行サービスに依頼したり、ツールを活用するのも良いでしょう。専門的な知識や経験、データによって、それぞれの企業にとって適した施策を提案してくれるはずです。

インスタグラム運用支援ツール「MASAI」では、アカウント企画や改善、トレンド把握のための分析視点をご提供します。インスタグラムの運用を成功に導くためのサポート役として、ぜひお役立てください。