Instagramのエンゲージメント率の目安は?業界別の平均値・中央値を解説

Instagram(インスタグラム)運用において重要な指標となるエンゲージメント率。エンゲージメント率をアカウント運用のKPIに置いている企業も多いのではないでしょうか?

本記事では、Instagram運用の指標となる、業界別のエンゲージメント率の平均値・中央値を解説します。また、業界別に、エンゲージメント率上位アカウントもランキング形式でご紹介します。

※Instagram運用支援ツール「CCX social」に集約された業界主要アカウント約1,400を対象に調査を行い、2021年6月時点の最新のデータを示しています。

目次

1. エンゲージメント率とは?

 

2. エンゲージメント率が重要な理由

3. エンゲージメント率の計算方法

4. 業界別エンゲージメント率平均値

5. 業界別エンゲージメント率中央値

6. 業界別エンゲージメント率トップアカウント

6-1. 美容・コスメ業界

6-2. 飲食業界

6-3. 旅行業界

6-4. ファッション・アパレル業界

6-5. メディア業界

7.エンゲージメント率を上げる方法

7-1.ターゲット ペルソナの作成

7-2. ユーザーとコミュニケーションをとる

7-3. 競合相手の分析を行う

7-4. キャンペーンを行う

7-5. 投稿の分析・改善を行う

1. エンゲージメントとは?

エンゲージメントとは、「その投稿がどれだけユーザーの心を動かしたか」を測る指標です。

エンゲージメントの定義や算出方法はSNSによって異なりますが、インスタグラムにおけるエンゲージメントとは「いいね!」や「コメント」といったフォロワーからの反応のことを示します。

エンゲージメント率が高いアカウントは、ブランドや商品への好意度や、その後の行動転換率が高い傾向があると言われています。

Instargamのユーザーが投稿に対して何かしらのアクションを行うとき、基本的には何らかのポジティブな心境を持っています。エンゲージメント率は、ポジティブな感情の総数であると言えます。

2. エンゲージメント率が重要な理由

Instagram運用においてエンゲージメント率が重要な理由は、大きく分けて3つあります。

ユーザーのロイヤルティを知る目安になる

エンゲージメント率を確認することで、ブランドや商品への興味関心度やユーザーのロイヤルティを把握できます。

投稿の露出が高まることが期待できる

Instagramでは、ユーザーの興味関心に合わせて表示アルゴリズムが組まれていることから、エンゲージメント率が上がることで、発見タブやフィードのおすすめに表示され、より多くの人々の目に触れることが期待できます。

影響力が高いアカウントとみなされる

これまではフォロワーが多いアカウントほど影響力のあるアカウントと捉えられていたこともありますが、近年では、フォロワーの売買が行われたり、アカウントを使用していないユーザーがいたりと、単純に「フォロワーが多い=影響力が強い」とは言えなくなってきています。

一方でエンゲージメント率はユーザーからの関心度を表すため、エンゲージメント率が高いアカウントほどユーザーへの影響力があると考えられます。

3. エンゲージメント率の計算方法

エンゲージメント数、エンゲージメント率は以下のように計算することができます。

エンゲージメント数(反応数)

=いいね!数+コメント数(+保存数)

保存数は自社アカウントであればデータの取得ができますが、他社アカウントの保存数は見られないため、他社と比較する際には、保存数を含まないデータで確認する場合もあります。

エンゲージメント率 =エンゲージメント数 ( 投稿におけるいいね+コメント ) ÷フォロワー数

もしくは、エンゲージメント数に保存数を含める場合や、インプレッションやリーチ数を分母として計算する場合もあります。
本記事では、「エンゲージメント率 = ( 投稿におけるいいね+コメント ) ÷フォロワー数」にて算出しています。

インスタグラムが無料で提供しているインサイト機能を使うことで、自社アカウントのエンゲージメントを確認することができます。

インサイトの見方は下記の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
Instagramインサイトの見方と分析・改善方法を解説

4. 業界別エンゲージメント率平均値

Instagram活用が盛んな、「美容・コスメ業界」「飲食業界」「旅行業界」「ファッション・アパレル業界」「メディア業界」の平均エンゲージメント率です。フォロワー数「1万人未満」「1万〜5万人」「5万〜10万人」「10万人以上」と、アカウントの規模ごとに分けて算出しています。

5. 業界別エンゲージメント率中央値

Instagram活用が盛んな、「美容・コスメ業界」「飲食業界」「旅行業界」「ファッション・アパレル業界」「メディア業界」のエンゲージメント率中央値です。フォロワー数「1万人未満」「1万〜5万人」「5万〜10万人」「10万人以上」と、アカウントの規模ごとに分けて算出しています。

6. 業界別エンゲージメント率トップアカウント

「美容・コスメ業界」「飲食業界」「旅行業界」「ファッション・アパレル業界」「メディア業界」の、エンゲージメント率トップ5アカウントです

より詳細は調査レポートは、以下よりダウンロードいただけます。

▼ Instagram最新動向調査レポート
https://community-lab.jp/download

6-1. 美容・コスメ業界

毎月の美容・コスメ業界のデータは下記にてダウンロードいただけます。
https://community-lab.jp/download

6-2. 飲食業界

毎月の飲食業界のデータは下記にてダウンロードいただけます。
https://community-lab.jp/download

6-3. 旅行業界

毎月の旅行業界のデータは下記にてダウンロードいただけます。
https://community-lab.jp/download

6-4. ファッション・アパレル業界

毎月のファッション・アパレル業界のデータは下記にてダウンロードいただけます。
https://community-lab.jp/download

6-5. メディア業界

毎月のメディア業界のデータは下記にてダウンロードいただけます。
https://community-lab.jp/download

7. エンゲージメント率を高めるためには

7-1.ペルソナの作成

エンゲージメントを高めるためには、自社商品やブランドに対して好意を持ってもらうことが需要です。そのためには、ユーザーをお理解し、ユーザーが好む情報を発信することが大切です。
どのようなユーザーにファンになってもらいたいのかを考え、「ペルソナ」を作成することで、優先するべき施策やコンテンツ、最適な投稿内容を検討しやすくなり、エンゲージメントの高いファン獲得へとつながります。

7-2. ユーザーとコミュニケーションをとる

インスタグラムでエンゲージメントを高めるためには、インスタ内の機能を活用して、ユーザーとコミュニケーションを取ることが有効です。

Instagramには、コミュニケーションを加速させるための機能が複数備えられており、いくつかの方法がありますが、効果的な方法の一つとしてストーリーズの活用があります
ストーリーズはInstagramの中でも、フォロワーに対しての発信が中心で、かつ「アンケート」や「質問」「ステッカー」などのインタラクティブ機能があるため、最もユーザーとのコミュニケーションに向いている機能であると言われており、適切に活用することでファンの熱量を上げることができます。
詳細な活用方法は以下の記事で紹介しています。

▼「Instagramストーリーズはこう使う!機能や効果的な事例を解説」
https://community-lab.jp/so_tips-stories-210622

なお運用初期のアカウントであれば、ターゲットユーザーの投稿にいいねやコメント返しを行うなど、企業側からコミュニケーションをとっていくことも一つの方法です。

7-3. 競合やベンチマークアカウントの分析を行う

自社アカウントの競合やベンチマークしているアカウントを確認し、どのようなテーマや切り口、クリエイティブで情報を発信すると、ユーザーからの反応を得られやすいのかを分析します。
同じターゲットユーザーを持つアカウントを参考に、自社アカウントに落とし込み、アレンジして投稿することで、高い反応を得られることが期待できます。

Instagram運用支援ツール「CCX social」のような分析ツールを活用することで、登録したアカウントや、業界ごとのデータをツール上で確認することができます。また自社アカウントのエンゲージメント率と簡単に比較することができるので、自社の立ち位置を把握することが可能です。

7-4. キャンペーンを行う

通常の投稿に加え、投稿へのいいねやコメント、アカウントのフォローを条件にしたユーザー参加型の「フォロー&アクションキャンペーン」を行うことも有効です。
キャンペーンの実施によって、ブランドや商品を知ってもらうきっかけを作り、いいねやコメントなどのエンゲージメントが増えることによって、投稿のエンゲージメント率を高めることが可能です。

ただし、キャンペーン参加者には、一定数懸賞アカウントと呼ばれるプレゼント目的で参加するユーザーもいます。
そのため、キャンペーンを行う際には、日々のアカウント運用をしっかり行なっていることが前提です。

7-5. 投稿の分析・改善を行う

Instagramでユーザーからより多くのリアクションをもらうには、ユーザーがどのような投稿に「いいね」や「コメント」、「保存」をするのかを分析する必要があります。

ユーザーの好みやトレンドは日々変化するので、1度傾向を洗い出して終わりではなく、月に1度のペースでアカウントを分析し、最新動向を常に把握するのが重要です。

エンゲージメント率上位投稿を並べて確認し、投稿の共通項を分析していくことで、投稿の人気傾向を見つけることができ、今後の投稿制作に活かすことができます。

▼CCX socialでは投稿一覧ページから「エンゲージメント率」の高い順に投稿を並べることができるので、傾向を見つけやすいです。

投稿の分析方法は、以下の記事でも紹介しています。

▼「Instagram分析は簡単!?23万フォロワーアカウントの分析方法大公開」
https://community-lab.jp/so_instagram-analytics

またInstagram運用支援ツール「CCX social」では、毎日の数値の記録や、グラフ化を自動で行うことができるので、誰でも簡単に分析・改善を行うことができます。
CCX socialでできる具体的な方法や機能についてを下記にてまとめているので、アカウント運用を成功させたい企業の担当者様はぜひ参考にしてみてください。

CCX socialを活用した分析・改善Tips

なお、「CCX social」では、ダッシュボード画面のデモ公開や、無料トライアルを実施しています。
ぜひ自社アカウントの現状把握や分析・改善にお役立てください。

※デモ画面の確認は、アカウント連携や情報登録は不要です。

役立つ無料のホワイトペーパーはこちら

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